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川崎市庁舎近くに「ホテル縁道」 コンセプトは「縁が生まれる東海道川崎宿」

稲毛神社の表参道に面するホテル縁道のファサード

稲毛神社の表参道に面するホテル縁道のファサード

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 「ホテル縁道(えんみち)」(川崎市川崎区宮本町2、TEL 044-589-5858)が8月13日、川崎市庁舎近くに開業した。経営は「ヤマネノシゴト」、運営は「リットアップ」。

最上階のコンセプトルーム「ICHO」

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 「東海道川崎宿」がコンセプトの同ホテル。旧東海道と稲毛神社をつなぐかつての表参道に面した玄関は、江戸時代の建築の趣きを伝える。地上11階建てで、2階~9階の基本フロアと、10階・11階のコンセプトルームを含む全167室の客室を備える。

 「地域の日常」を観光資源と捉え、旅をする人と地域の日常が交差して「縁」が生まれる宿泊施設を目指す。1階の「縁道食堂」では、地域住民にも開かれたランチやディナー営業を行い、地元のクラフトビール「東海道BEER川崎宿工場」をはじめ、地元企業と提携したメニューを提供する。

 「ヤマネノシゴト」グループを展開する「山根工務店」(川崎区本町)社長の山根崇さんは「なかなか観光・旅行を楽しめない現状ではあるが、地元の人も気軽に宿泊利用して、あらためて住む街を楽しんだり、地元民同士で交流したりするきっかけにしてもらえれば」と話す。

 「リットアップ」(川崎区日進町)代表の吉岡明治さんは「宿泊にはGOTOトラベルキャンペーンが適用でき、川崎市民を対象とした市民割プランも用意している。宿泊も食堂も『川崎じもと応援券』が使えるので、お得に宿泊と食事を体験してほしい」と呼び掛ける。

 親子で宿泊したという川崎区在住の杉山美沙さんは「遠出レジャーが楽しめない中、子どもたちと一緒に宿泊し、夏休みのよい思い出になった。オムツ用ゴミ袋を用意してくれるなどの配慮もあり、赤ちゃんを連れていても安心して過ごせた。地元の人が気分を変えてゆっくり過ごすための宿泊利用や、テレワーク利用などにもよいと思った」と話す。

 縁道食堂の営業時間は、ランチ=11時30分~14時(土曜・日曜・祝日は15時まで)、 ディナー=17時~22時(日曜・月曜は休業)。

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