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新川崎に福祉サービスなど多機能施設「コトニアガーデン」 多世代交流型まちづくり目指す

多世代交流をテーマとして作られた「コトニアガーデン新川崎」

多世代交流をテーマとして作られた「コトニアガーデン新川崎」

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 新川崎駅から徒歩約10分、保育園や高齢者サービス施設、賃貸住宅、店舗が配置された「コトニアガーデン新川崎」(川崎市幸区北加瀬2)が3月から4月にかけて順次、オープンした。

小さな子ども連れの女性向けに授乳室を完備

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 JR東日本社宅の跡地を開発して作られた同施設。同社は沿線活性化事業として、今までコミュニティーづくりを行ってきたが、今回初めて、子どもとシニアだけでなく、多様な世代が自然に集い、交流し、地域全体が豊かになる新しい住みやすい街づくりを展開した。

 施設内には、ファミリー向けの賃貸住宅「びゅうリエット新川崎」、高齢者サービス施設「NRE新川崎弥生テラス」、認可保育園「にじいろ保育園北加瀬」、店舗棟「WEST棟・EAST棟・SOUTH棟」がある。芝生や遊具、菜園などさまざまな機能を持った広場が敷地内をつなげ、一体感を演出している。

 店舗棟には、スーパーをはじめ、フィットネスクラブや塾、カフェ、パン店、医療などが並ぶ。交流スペースとしてEAST棟には「しらかしテラス」、SOUTH棟には「けやきテラス」、高齢者サービス施設内には、誰でも自由に使うことができ、たまり場となる地域交流室がある。

 ジェイアール東日本都市開発の菅井亜沙美さんは「多世代交流型まちづくりをテーマに4年ほど前から開発を進めてきた。さまざまな世代の方に使っていただき、皆さんの居場所となっていくことで、多世代交流が生まれる。そんなコミュニティーの場にしたいと考え、施設内にいろいろな工夫を凝らしている」と話す。その一例として、NRE新川崎弥生テラスでは、子どもたちの食育のことも考え、厨房(ちゅうぼう)の窓は子どもの背丈に合わせた作りになっていると説明する。

 菅井さんは「散歩コースや友達との交流など、日常生活の中で施設を使ってもらえたらうれしい。地域の皆さんと一緒に、つながる場所を作り上げていきたい」と意気込む。4月21日には、開業を祝う「まちびらきイベント」を実施予定。

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