横浜DeNAベイスターズのベースボールスクール「川崎富士見校」の体験会が10月1日、富士通スタジアム川崎(川崎区富士見2)で行われた。
2013年に開講した同スクールは横浜市内に6拠点あり、川崎市内では初めて。
球団OBの鈴木尚典さんらが講師として幼稚園生、小学1、2年生の約70人を対象にバッティング、キャッチボール、サーキットトレーニングなどを教えた。鈴木さん自らバットを振り手本を見せると、引率に来た親たちがどよめいた。体験会後、鈴木さんのサイン会が行われた。
同スタジアムは、1955(昭和30)年から1977(昭和52)年まで「川崎球場」としてベイスターズの前身である「大洋ホエールズ」が本拠地に使用。1960(昭和35)年に日本シリーズを制覇し、セ・リーグ優勝時には川崎駅周辺をパレードしたこともある。施設内の「特設ギャラリー」には当時の雰囲気を思い出させる「大洋ホエールズ」の当時の緑色のユニホームやオールスターゲーム開催のポスターなどが飾られている。
スタジアムの支配人の田中育郎さんは「『富士通スタジアム川崎』は多様なスポーツコンテンツを市民に提供し喜んでもらっている。『大洋ホエールズ』が川崎を去って40年目に新しい仲間として加わってくれたことはとてもうれしい。喜んでいる市民も多いのでは」と話す。
スクールは今月から来年の3月まで予定している。