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Bリーグ・川崎ブレイブサンダース5連勝 「勝ちを取る気力」が勝敗決める

連勝を5に貢献する篠山竜青(#7)選手(撮影=加藤恵三)

連勝を5に貢献する篠山竜青(#7)選手(撮影=加藤恵三)

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 沖縄(10月27日)、大阪(11月3日・4日)、富山(7日)の各ゲームを制して連勝中の川崎ブレイブサンダースは11月10日、ホームにアルバルク東京を迎え9節第1試合に79-66で勝利し連勝を5とした。

3ポイントシュートを3本を含めて15得点を獲得した辻直人(#3)選手

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 会場内に、サッカー「川崎フロンターレ」優勝のニュースがアナウンスされると会場から歓声と拍手が巻き起こった。「サッカーに続いて次はバスケ。そのためにも今日のアルバルク東京に勝利することから始まる」の声が上がる中、ゲームが始まった。

 川崎には負けられない事情がある。アルバルク東京戦では、第4節(10月20日・21日)で2連敗を喫している。どうしても負けの流れを阻止して3連敗を避ける必要があったこと。ニック・ファジーカス(#22)の復活に合わせて、川崎の得点獲得リズムが定着し、さらに進化しつつあり、このリズムを壊したくないこと。2018-19リーグ前半で一定程度の勝利を獲得することがリーグ優勝には不可欠であることなどが挙げられる。

 「何としても勝つ」。その気持ちが表れたのは辻直人(#14)選手。この試合初のシュートがリングに沈み初得点を獲得。それ以後も、3ポイントを3本など15点を獲得して活躍しシューターとしての役割を果たした。試合後、「自分の役割が明確になってきた。今はコンディションが良く、とても良い感覚でプレーができている。とてもうれしい。この良さを明日以降の試合につなげていきたい」と話した。

 試合展開は、第1クォーター(Q)でリードをした川崎を東京が追う展開。後半に入って第3Qで川崎が25-14と追撃する東京を突き放し、得点差を守り切って川崎が勝利した。

 試合後の会見で、アルバルク東京のルカ・パヴィチェヴィッチ ヘッドコーチは、川崎の勝利を「おめでとう」と祝福した後、「川崎のプレーから『勝つ』という気持が感じられた。それが川崎の勝因」と総括した。川崎の北卓也ヘッドコーチも「(アルバルク東京に)連敗していることから勝つという気持ちのこもったプレーをしたことが勝利に結びついた」と振り返った。今後の展開では、外国人勢3人による展開、ニック・ファジーカス選手の進化した部分への期待などがあるとした。

 この試合で篠山竜青(#7)選手が1000得点を達成。試合後、篠山選手は「1000得点に到達している人はたくさんいる。これからもこつこつと続けていければいいなと思っている」と話す。メディアから川崎フロンターレの優勝について聞かれると、「昨シーズンもすばらしい逆転劇を見せてもらった。連覇する難しさはリーグは違うか、自分たちもJBL時代、NBL時代に感じていたので、改めて連覇はすばらしいと思う。川崎の街も活気づくと思う」と喜びを言葉にした。

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