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川崎フロンターレ選手ら、「多摩川エコラシコ」でサポーターと清掃活動

子どもたちと一緒に拾ったゴミを運ぶ田中碧選手

子どもたちと一緒に拾ったゴミを運ぶ田中碧選手

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 多摩川河川敷 丸子橋周辺で9月29日、清掃イベント「多摩川“エコ”ラシコ」に川崎フロンターレの選手らが参加した。

中村憲剛選手と一緒に多摩川の水生生物を観察する子どもたち

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 同クラブ選手会が地元NPO「とどろき水辺の楽校」や川崎市などの協力を得て2008(平成20)年から続けている活動。今年で11回目の開催。

 前日の公式戦に先発した選手たちが集結。フロンターレのTシャツやユニホームを着た地域の子どもたちと一緒に、笑顔でごみを集める姿が見られた。クラブの下部組織から昇格して3年目の今年、初めてこのイベントに参加した田中碧選手も前日のリーグ戦(第27節・ヴィッセル神戸戦)に先発出場した一人。1-2の敗戦から一夜明けての開催となったが、その疲れを見せることもなく「子どもたちが喜んで一緒にごみを拾ってくれるので、僕らも力をもらえる」と笑顔を見せた。

 家族連れで初参加した中村祐司さんは「昨日は等々力陸上競技場で悔しい試合を見たが、そんな後でもこうして楽しめる場があるのはうれしいこと」と話す。

 初の試みとして、体験学習コーナーに「いかだ」が登場。等々力陸上競技場で回収されたペットボトルで造作されたもので、これに選手とサポーター親子が乗り、わずかながら川下りを楽しんだ。川崎市・中原生活環境事業所と共に準備を進めてきた「とどろき水辺の楽校」理事・鈴木眞智子さんは「もはや清掃活動ではない」と笑いつつも「子どもたちに多摩川を楽しんでもらえれば」と語る。

 中原生活環境事業所は、廃棄物処理施設の寿命を永らえるための啓発的な役割を担う「ごみ分別体験学習」も行っている。

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