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川崎の未来を語り合う 市内でアイデアソン、高校生16人参加

高校生や大学生、川崎市職員との話し合いは8時間に及んだ

高校生や大学生、川崎市職員との話し合いは8時間に及んだ

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 23日にPASAR BASE(中原区上新城2)で「川崎ワカモノ未来PROJECT Vol.01 ヒラメキLab(アイデアソン)」が行われた。

川崎市職員と意見を交換する高校生

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 主催は川崎市とNPO法人「カタリバ」。高校生向けのキャリア学習プログラムを手掛ける同NPOが運営を手掛ける。

 当日は、「高校生が川崎市の未来をつくる」ことを目的に10時から約8時間にわたって話し合いを行った。午前の部では、過去を振り返りながら自身の関心興味がある事柄を明確にし、川崎市内で活動している先輩たちの話を聞くことで自分と街の関わりについて話し合った。午後の部では、川崎市を知るための簡単なクイズを市の職員が出題し、川崎市に対する知識を学ぶ場面も。その後、未来をつくる活動に取り組むゲストと一緒に話し合うことで課題意識をプロジェクトにするコツを学ぶ。

 会場には、川崎市にゆかりのある高校生16人が参加。高校生やメンターの大学生のほか、川崎市職員までもがお互いをニックネームで呼び合う。同等の立場で話し合いを進めることで、各人が考えるアイデアに花を咲かせた。参加した高校生の水谷涼香さん(18)は「参加することで何かが変わるのではないかと思い参加した。自分の思いを他者に伝えることは、これまでの自分と向き合い、自分の殻を破るきっかけになった」と笑みを浮かべた。

 同イベントは来年2月5日「Vol.02 ハナサクPresentation(成果発表会)」を川崎市役所で開催予定。今回発想したプロジェクトを機に、参加した高校生たちが実際に行動を起こした成果について、大学生メンターが伴走し発表することを予定している。優秀なプロジェクトは、同NPOが運営する「全国高校生マイプロジェクトアワード」にエントリーし、活動成果を発表する舞台を用意している。

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