女子バスケットボールWリーグの富士通レッドウェーブは、10月17日・18日にトッケイセキュリティ平塚総合体育館(平塚市大原)で日立ハイテククーガーズと対戦する。
10月10日・11日に国立代々木競技場第二体育館で行われた東京羽田ヴィッキーズに連勝した富士通は現在6連勝中。多摩川を上流に向かって左岸の川崎市に富士通レッドウェーブに拠点があり、右岸の大田区に東京羽田ヴィッキーズの活動エリアがある。隣接する両チームの多摩川バトルは接戦だった。
富士通のBTテーブス ヘッドコーチは、東京羽田のゲームを前にして「東京羽田との連戦になる。2年前のプレーオフで負けているし、相手はその記憶もあって強気で臨んでくる。本橋選手や奥田選手など力のある選手もいる。そのような相手をどう守るか。やはりディフェンスとリバウンドが鍵」とコメントしていた。
予想どおり接戦のゲームとなったゲーム1。第1Q(クォーター)では、富士通のディフェンスがかみ合わず得点を許す展開。その中でも田中真美子選手(#14)が活躍して富士通の攻撃にリズムを付けて死守した。後半・第3Qは町田瑠唯選手(#10)のシュートで始まるも中盤から加点できない状況が続き、東京羽田に得点を許し、一時は逆転される展開となるも同点まで持ち込んだ。最終Qに入り、篠崎澪(#11)、藤本愛妃(#18)町田の各選手が活躍して富士通らしい展開。オコエ桃仁花(#99)や内尾聡菜(#25)の両選手も力を発揮して東京羽田の反撃を抑えきり「富士通レッドウェーブは代々木では勝てない」という定説を撃破した。
ゲーム2では、序盤から東京羽田の猛攻が続く。富士通は終始、東京羽田に得点を与えない動きをとるもリードを許して第1Q(クォーター)を終わる。第2Qに入りオコエ、谷口二千華(#13)、内野智香英(#8)が加点してリードで折り返す。後半に入り、速攻や篠崎とオコエ選手の3ポイントで東京羽田の攻撃を封じて連勝した。
富士通は東京羽田に連勝した勢いで、今日から日立ハイテククーガーズとの連戦に挑む。