稲毛神社(川崎市川崎区宮本町)で現在、「有名人慈善絵馬展」の絵馬約270点が展示されている。
年末年始の恒例行事として今年で43回目となる同展。有名人が書いた絵馬を境内に展示し、入札で最高額を付けた参拝者に授与する。収益は毎日新聞東京社会事業団に寄託し、社会福祉事業に役立てられる。2012(平成24)年から東日本大震災関係、今年からは新たに新型コロナウイルス感染症関係への支援金として活用されるという。
稲毛神社境内には推定樹齢1000年の御神木「大銀杏(おおいちょう)」があり、初詣には多くの地域住民でにぎわう。毎年、絵馬の入札を楽しみにしている人も多い。
稲毛神社禰宜(ねぎ)の市川和裕さんは「実感できる慈善活動として定着している。絵馬を書かれた有名人の願いや思いに触れることもできるため、参拝する人々が絵馬を読み眺める姿が新春の光景になっている」と話す。
絵馬展示は、稲毛神社=1月7日まで、川崎モアーズ=1月9日~1月31日(予定)。入札受付は1月31日まで。