男子バスケ第2節・宇都宮ブレックスvs川崎ブレイブサンダースのゲーム2が10月10日にブレックスアリーナ宇都宮で行われ、得点表示は「宇都宮76-78川崎」と表記されゲームが白熱したことを告げていた。観客からは「勝ちを逃したが良いゲームだった」「両チームの選手に拍手」「ゲーム2で(宇都宮に勝ち)昨日の雪辱を果たした」などの声が聞こえた。川崎の佐藤賢次ヘッドコーチも激戦で勝利した後の会見で「選手たちのおかげ。よく頑張ってくれた。熱い試合だった。本当にバスケットは面白い」と熱戦のゲームを振り返った。
川崎も宇都宮もリーグ優勝を目指す互いにとって宿敵。ゲーム1を制した宇都宮はホームでの連勝を目指しディフェンスを更に強固にして挑み、ゲームのヘゲモニーを取られ攻撃を削がれて敗退したゲーム1の屈辱を晴らすべく戦術を整えてリベンジを目指す川崎との対戦は「白熱するのは当然。拮抗する2チームに優劣は付けられない」と2時間かけて応援に来た川崎ファンは語気を強める。
川崎は、スターターとして長谷川技選手(#33)を起用。激しく展開されるであろうディフェンス戦での優位性維持を託した。
第1クォーター(1Q)は、比江島慎選手(#6)らの活躍で7点差で先行されるもマット・ジャニング選手(#23)や増田啓介選手(#11)の活躍で互角の展開となる。宇都宮16-17川崎 と1点をリードして終了。
第2Qは、宇都宮の果敢な攻撃で6連続得点などを許すも、藤井祐眞(#0)と篠山竜青(#7)の2選手による2カードでゲームメイク。ジョーダン・ヒース選手(#35)、ニック・ファジーカス選手(#22)が加点して 宇都宮31-38川崎 で前半を折り返した。
第3Qは、川崎は、ジャニング選手の連続3ポイントが決まり一時15点リードするが、体勢を整えた宇都宮が反撃体勢に入り6点差まで反撃されて 宇都宮53-59川崎 で最終クォーターへ。
第4Qで、宇都宮の反撃に火が付く。鵤誠司選手(#18)、比江島選手の活躍でスコアは 宇都宮76-76川崎 の同点になり残り時間10秒で、ファジーカス選手がゴールを狙うが外れ、ヒース選手がプットバック(put back=バスケットから外れたシュートをバスケットに戻す意味)でシュートを沈めて2点リード。宇都宮はエースの比江島選手にボールを託すが、長谷川選手のパスミスを誘発させて 宇都宮76-78川崎 でタイムアップした。
佐藤賢次ヘッドコーチは「やっぱり簡単には勝たせてもらえないし、タフな試合だった。昨日の敗戦を受けてやるべきことを共有して修正。コートで表現してくれた選手たちのおかげ。よく頑張ってくれたと思う。熱い試合だった。本当にバスケットは面白い」とゲームを振り返った。