JR鹿島田駅前でクラフトビール店「CafeCLUB KEY鹿島田店」を運営している佐藤学さんが、飲食店などを支援するプロジェクト「鹿島田ペロチケ」を、クラウドファンディングサイト「CAMP FIRE(キャンプファイヤー)」で展開している。
新型コロナウイルスの影響を受け、鹿島田駅周辺の飲食店も営業を自粛する店が増え、客足が減っていった。「ゾンビ映画のゴーストタウンのようで、寂しかった」と佐藤さんは振り返る。
状況を打破するべく、4月中旬から、緊急事態宣言が解除される5月31日まで、鹿島田駅前で地元の飲食店のテークアウト用弁当を集めた屋台「ペロリ鹿島田」を実施。元々付き合いのあった店に声掛けをして、約10店舗が参加し、7500食以上を販売した。
営業を再開する店が増えてきたが、小規模飲食店の経営は厳しい状況が変わらないといい、第2弾アフターコロナ企画として、クラウドファンディング「鹿島田ペロチケ」を立ち上げたという。
「ペロリ鹿島田」に参加した飲食店の中から、「Cafe CLUB KEY」「煙やじぇい」「Loco Style」「炭火 縁屋」「SHELTER」「七六 naru 」「満堂江」の7店舗が参加。支援者の返礼品として、鹿島田応援Tシャツや飲み放題チケット、紅白クラフトビールセットなどを用意した。飲み放題チケットは、参加店舗全てで7月末まで使用できる。
佐藤さんは「紅白クラフトビールは、アンバーカラーのビターなエールと、小麦を使用した女性でも飲みやすい白ビールを用意する予定。飲み放題チケットは7店舗どこでも使えるので、足を運んでほしい。そして食事も一緒に楽しんで」と呼び掛ける。
「今回のクラウドファンディングをきっかけに、活気のある、さらに地元を愛してもらえるようなお店と地域住民の関係性を築いていきたい」と意気込む。クラウドファンディングは6月30日まで。