JR川崎駅北口通路で「川崎駅北口スタジアム」と称した、市内の少年・少女サッカーチームと川崎フロンターレのユニホームの合同展示が9月1日に始まった。
川崎市サッカー協会、川崎フロンターレと川崎市が連携し、「公共空間を有効に活用する取組から川崎の地域経済活性化の一助へ」というテーマで企画を提案した。
川崎市は、川崎駅周辺エリアの公共空間を有効に活用する取り組みを進め、広告事業の規制緩和などにより生まれた新たな財源を公共施設の維持管理や同イベントなどのまちのにぎわい創出に還元・再投資することで、地域の魅力を高める取り組みを推進している。
新型コロナウイルス感染症の影響下の中、企画者の一人、川崎市サッカー協会理事長の平岡茂さんは「こんな時だからこそ、子どもたちが夢や希望を持てるように」と提案。現在Jリーグの首位を走る川崎フロンターレと子どもたちのユニホームを同列で展示することで「スポーツを通して地域活力の活性化を図ろうと考えた」という。
開催中は、観覧者へのマスク着用やソーシャルディスタンスの保持などを呼び掛け、長期間の展示や昼夜の照明切り替えなどにより時間の分散を促すなど、新型コロナウイルス感染症の対策を図る。
川崎市まちづくり局拠点整備室の鈴木恵祐さんは「新型コロナウイルスの影響が長引くことが予想される中、公共空間を活用して、少しでも地域の元気を取り戻せるような取り組みになれば」と話す。
展示は今月30日まで。