神奈川のバスケットボールの盛り上がりと観戦者やプレーヤーの増加を目指して開催されている「神奈川ダービー」で、川崎ブレイブサンダースは84-86で横浜ビー・コルセアーズに惜敗した。川崎は「神奈川ダービー」で19連勝を続けており初の黒星となる。
重要なポイントで活躍を見せたニック・ファジーカス選手(#22)
トッケイセキュリティ平塚総合体育館(平塚市大原)で1月22日に開催された20回目の「神奈川ダービー」。川崎と横浜から多くのブースターが来場し会場は熱気に包まれた。
第1Qのゲーム展開は川崎の流れでゲームを展開。ニック・ファジーカス選手(#22)、ジョーダン・ヒース選手(#35)、大塚裕土選手(#24)を軸に川崎が20-9とリードした。第2Qも川崎のリズムで展開したが、横浜の長打ロングシュートが決まり始め、44-32で折り返した。
試合は、後半に入り大きく変化する。第3Qの冒頭、横浜の橋本尚明選手(#2)が3ゴール7得点を上げ44-39と点差を縮めたが、川崎が加点すれば横浜が追いつく展開で63-58の接戦となり、最終第4Qにもつれ込んだ。
第4Qも横浜の勢いは止まらず、生原秀将選手(#46)が華麗に弧を描く3ポイントシュート、アキ・チェンバース選手(#10)のジャンプシュートで同点に追いつくと、試合終了まで残り3分24秒、ジェームズ・サザランド選手(#00)が3Pシュートを決め、76-77で横浜が逆転した。
川崎は、藤井祐眞選手(#0)とニック・ファジーカス選手のフリースローで得点し、残り37秒で82-81と再びリード。さらに残り18秒で、ニック・ファジーカス選手がフリースローを決め、84-81と川崎が追加リードするも、残り5秒で横浜の生原秀将選手(#46)が3Pシュートで、84-84の同点。横浜の反撃が続き、残り2秒にジェームズ・サザランド選手が切り込んでシュートを決め84-86で惜敗した。
川崎の佐藤賢次ヘッドコーチは「後半54失点ということなので、ディフェンスが機能しなかったところが敗因」と話す。横浜については、「エナジーを集中させ勝ちに行く気持ちが大きかったことが勝因」と評価した。
川崎は1月24日・25日、ホームの川崎市とどろきアリーナで京都ハンナリーズと対戦しハードなスケジュールが続く。